共同研究から研究ネットワークへ
     私たちは2013年から、科学研究費補助金(日本学術振興会)にもとづき、女性を中心とする不安定・低賃金労働の国際比較研究をはじめた学術共同研究グループです。

はじめは小売業や介護現場の働き方について、日本やドイツなどでインタビュー調査・研究を行いました。

2020年にコロナの感染が拡大すると、現場で働き続けるエッセンシャルワーカーの重要性が注目されました。

これを受けて私たちは、暮らしの担い手となっている様々なエッセンシャルワーカーを広く取り上げ、その働き方がなぜきびしいものになっているのかについて、分析・検討を重ね、『エッセンシャルワーカー』という本にまとめました。

  この共同研究をきっかけに、エッセンシャルワーカーがきちんと評価され、より働きやすい社会になるように、多くのみなさんとネットワークを組んでいきたいと思います。